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TPP交渉妥結を視野に米の海外展開を開始
第一弾として「低温製法米」をマレーシアに輸出

舞台アグリイノベーション株式会社(本社:仙台市、代表取締役会長:大山 健太郎、代表取締役社長:針生 信夫)は、事業参入後初の米の海外輸出を7月8日に開始します。第一弾の輸出先として、マレーシアに「低温製法米※」20アイテムを18t輸出します。現地の食品卸DOKA社を通じてマレーシア伊勢丹を中心とした小売店で、国内の富裕層を主要顧客として販売します。

環太平洋経済連携協定(TPP)は米国の貿易促進権限法(TPA)の成立を受け、交渉が加速することが予想され、日本政府も早期妥結を目指す方針です。さらに、海外における健康志向の高まりを受け日本食材の輸出は年々増加傾向にあります。特に、米を主食とするアジア諸国では、美味しくて高品質な日本米は高い評価を得ており、市場は拡大しています。こうしたアジア諸国の傾向と比較して、マレーシア国内における日本米の流通量は少なく、当社は同国の今後の需要拡大を視野に初の輸出先として選定しました。

当社は2013年にTPPの実現と海外輸出の拡大を視野に精米事業に参入しました。海外需要の増加を視野に入れ、全ての工程を15℃以下で行う「低温製法」と、脱酸素剤入りの高気密パックにお米を充てんすることにより、お米の酸化を防ぎ、業界で初めて1年間という長期の賞味期限を実現しました。この製法とパッケージのイノベーションは、長期にわたる船便輸送における米の品質保持を可能にし、今回の海外輸出の決定過程において現地での非常に高い評価につながりました。

今後当社は、海外の飲食店における業務米の展開、マレーシア以外の国への輸出を目指し、TPPを契機に日本の農業ビジネス拡大に貢献できる事業を展開していきます。

■輸出概要

輸出開始日
:2015年7月8日(予定)
輸出先
:マレーシア
初回輸出量
:18t
輸出品目
:低温製法米 2kg、5kg(通常製米、無洗米)
銘柄
:ゆめぴりか、ななつぼし、ひとめぼれ、つや姫、こしひかり

※:海外向けオリジナルパッケージ仕様

(更新日:2015/07/02)


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